ハンドメイド作家として雑貨店委託を始めたけれど、価格のつけ方は難しい。
そんな風に感じる方も多いのではないでしょうか。
私も定番商品以外は未だに価格を悩むことが多いです。今日は商品価格の決め方をご紹介します。
損をしないハンドメイド雑貨の価格の決め方
販売価格を間違って設定してしまうと後々大変です。
ネット販売なら価格の変更はさほど気にならないかもしれませんが、お店との取引になるとお店とお客様に「納得のいく説明」が必要になります。
下げるのは簡単。
でも上げるのは大変。
これを肝に銘じておくと良いと思います。
ハンドメイド品の試作が完成したらする事
試作品を作って、ようやく形になったら・・・。
まずは作成にいくらかかったかを大雑把でも良いので算出します。
- 仕入れの交通費・送料
- 材料の値段
- 時給にしていくら欲しいか
などそれぞれ自分が必要だと思う価格を計算します。
ハンドメイド雑貨の価格を決めてみよう
例えば作った商品がヘアバレッタだとしましょう。
金具 10個入り 300円
造花 800円の物を 1/3使った
レザー 100円
梱包100円で158円のものを1枚
仕入れの送料は無料だった
この場合材料費は約400円。
作成にかかったのが20分として時給900円で計算すると時間給は300円。
ということで700円以上で売れてはじめて利益が出ると考えることができます。
赤字を出さないためにはザックリでもこの計算をしてから価格を付ける必要があります。
原価+時給で算出するなら×2くらいの価格が妥当でしょうか。
ここでは1400円ということになりますね。
時間給は必要ない?
時間給を出すのは面倒。
ぶっ続けで作業をしていなかったら計らなくてはいけないのかというとそういうこともありません。
その場合は相場として原価の3~4倍で販売できれば良いと思います。
バレッタ作成に必要だった資材は400円だったことから販売価格は1200円~1600円。
この金額ですときっちり利益も出せる値段ということになります。
たくさん売りたいのか否か
また、以前お世話になっていたお店の店長さんにこんなお話を聞いたことがあります。
私が価格付けを迷っていたときに言われたことなのですが、
その商品を安くすることで沢山り、皆に知ってもらいたいのか
高くても欲しいと思うお客さんにだけ買ってもらいたいのか
例えばそのバレッタがあなたのブランドを象徴するようなものなら。
多少価格を落としてでも沢山の方に知ってもらえる機会を作りたいですよね。
ウェディング用だったら?
付加価値を付けて高めの設定をした方が売れると思います。
こんな風にしてハンドメイド作品の価格を付けていくと良いでしょう。
ハンドメイド雑貨値段の決め方のまとめ
ハンドメイド品の価格を決めるのはなかなか難しいですね。
委託販売店によっても高めの設定のお店もあればリーズナブルな設定のお店もあります。
まわりの作家さんがいくらくらいで販売しているのか知ることが出来るならそれも参考にされると良いと思います。
手作り商品の価格の決め方は
- 原価の計算
- 原価×3~4 または(原価+時給)×2
- 付加価値を付けるか多少リーズナブルにするか決める
そして、覚えておくべきは価格は下げることはいつでもできるが上げるのは大変だということです。
長く運営していくためにも販売に適した価格を付けることはとても重要です。
いかがでしたでしょうか。
本日はハンドメイド販売の価格のつけ方についてお話いたしました。
ハンドメイドを仕事にしたい方や、新人作家さんの参考になると嬉しいです。